2022/03/28
IoT技術の発展 福祉分野でも見守りに活用
IoTは多様な機器をインターネットにつなげて遠隔操作する技術です。この技術の発展で、近年では車の自動運転や外出先からスマートフォンで操作できるスマート家電が話題になっています。
福祉分野でも新たな用具が開発され始めています。最近注目されているのは見守りロボットです。小型の人形タイプは、多くのセンサーを駆使して、外出や帰宅の有無、点灯や消灯、室温などを察知し、遠方の家族に通知します。また、ロボットに話し掛けると音声が送信され、逆に、家族から音声や文章が届くとロボットが話し掛けてくれます。
このほか、電気ポットからお湯を出した際にメールで使用状況を知らせたり、衛星利用測位システム(GPS)の機能が付いた歩行器で、現在位置や移動したルートを家族が確認できたりします。
離れて暮らす家族のいる家や、留守がちな家庭では、家族のことが気になると思います。
但馬長寿の郷すこやかセンター(福祉用具展示場)でも最先端の福祉用具を展示しています。ぜひお越しください。
(但馬長寿の郷 作業療法士) (令和4年2月16日 神戸新聞転載)