2018/03/29
新ポータブルトイレ 排せつ物 自動で簡単に処理
先日お伺いした80代の女性は、夜間のトイレ移動が不安で、ポータブルトイレを使いたいと考えていました。しかし、家族に排せつ物の後始末を頼むことを気兼ねして、購入を迷っていました。
ポータブルトレイを使えば、トイレまで移動できなくても、居室で排せつができます。一方で、たまっていく排せつ物を捨てたりバケツを洗ったりする後始末や、においの心配もあります。
そこで、排せつ物の処理を自動で行うポータブルトイレを紹介しました。これは排せつ物をビニール袋で受け、自動で袋を密閉するものです。排せつ物は袋に密閉されるので、においも気になりませんし、そのままごみとして捨てられます。女性は、これならにおいもなく後始末も簡単そうだと、購入を決めました。その後家族から、排せつ物の後始末がとても楽で、何より本人が安心して排せつできるようになって良かった、と伺いました。
このポータブルトイレは、介護保険の購入対象になっています。但馬長寿の郷すこやかセンターにも展示していますので、ぜひご覧ください。
(但馬長寿の郷 理学療法士)
(神戸新聞 平成30年3月10日版転載)