但馬長寿の郷では、福祉用具展示場「すこやかセンター」を運営しています。福祉用具や住みやすい住環境を提案するモデルルームの展示、リハビリ専門職による福祉用具などに関する相談を受けています。

　現在、７４５点の福祉用具を展示しています。介護保険の対象となる、歩行器▽シャワーチェア▽ポータブルトイレ▽ベッド▽車いす―などに加え、靴や杖、シルバーカー、おむつなど介護保険対象外の用具も多数展示しています。歩行器などは、さまざまな機種を試しに使ってもらえます。

　来場者からの相談は、リハビリ専門職が、話をお聞きしながら実際に身体の状態を見て、その人に合う用具や介助方法などを提案します。

　また、すこやかセンターでは「介護負担を軽減する福祉用具」の普及啓発に力を入れています。こうした用具は増えていますが、まだあまり知られていません。力任せの無理な介護で、負傷する介護者が増えています。負担の少ない介助方法の相談もお受けしますので、気軽に来場し、相談してください。電話での相談も受け付けています。

　（但馬長寿の郷　理学療法士）（令和4年4月23日　　神戸新聞転載）