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2022/02/15

コロナ禍での日常生活 感染予防、運動の両立を

 「感染力の強い変異株」「感染者数の増加」など連日の新聞やテレビの報道で、過度に外出を控えて閉じこもりがちな生活を送っている人もいるのではないでしょうか。

 しかし、厚生労働省が発表した新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式では、感染症の予防に加えて運動や栄養などの面で健康的な日常生活を送ることを推奨しています。コロナ禍であっても畑仕事や庭の手入れ、家事や散歩など、いくらでも身体を動かす機会はあります。感染予防をした上で定期的に公民館で体操するグループもあります。

 高齢者のワクチン接種は進んでおり、「ワクチンを打ってひとまず安心した」という声も聞きます。祭りや地域の行事などのイベントは自粛が続いていますが、日常生活で過度な自粛はせず、感染症の予防と活動的な暮らしの両立を意識してはどうでしょうか。

 自粛が続くと身体だけでなく、心も衰えさせてしまいます。縮こまった気持ちを少しずつ緩め、感染症対策をした上で、近所を散歩するなど、できることから少しずつ始めてみませんか。

 (但馬長寿の郷 理学療法士)(令和3年9月4日 神戸新聞転載)