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2020/08/26

フレイル予防の運動 片足立ちや座って足踏み

 新型コロナウイルス感染予防のための活動自粛に続き、梅雨期の悪天候や「新しい生活様式」の実践で、外出や体を動かす機会が少ないままの人が多いのではないでしょうか。さらに、猛暑で涼しい屋内で過ごす時間が長くなると、不活発な日常が続いて「フレイル(虚弱)」に陥ってしまうかもしれません。

 フレイルに陥らないためには、脚力と活動量の低下を防ぐことが大切です。そこで、室内でできる二つの運動を紹介します。

 一つ目は、歩く際や立ち作業のときにバランスを崩すことを防ぐ「片足立ち」。椅子の背などを持って立ち、片足を上げます。30秒を目安に左右3回程度行い、慣れてきたら少しずつ手の支えを減らしましょう。二つ目は、活動量の不足を補う「座って足踏み」。椅子に浅く腰掛け、腕を振りながら、大きく足を上げて足踏みします。1分間に60回が目安。慣れてきたら、時間を延ばしたり、1日に数回行ったりして活動量を増やしましょう。

 運動中に痛みや違和感などが生じないようにしながら、フレイルの予防に努めましょう。

 (但馬長寿の郷 理学療法士)

 (神戸新聞 令和2年8月8日転載)