2018/04/27
低床ベッド 起き上がり、より楽に
病気や加齢などで足腰の力が衰えてくると、布団で寝ている状態から起き上がるのが難しくなります。寝た状態から起き上がったり立ち上がったりするには、ベッドを使った方が楽になることが多いようです。
ただ、「今までずっと布団で寝ていて慣れている」「寝相が悪くて、落ちる心配がある」などの理由で、ベッドを使うことを渋る方もいます。今回はそんな方のために、低床ベッドをお薦めします。
低床ベッドは、床から10~60㌢の高さまで調整可能です。寝る時はマットレスを敷いた布団とほぼ同じ高さにでき、立つ時には膝の高さまで上げられるため、楽に立ち上がれます。また介護用ベッドなので、簡単に取り外せる柵のほか、リモコン操作による起き上がり機能も付いています。1人での起き上がりや立ち上がりが楽になるのはもちろん、介助者の負担軽減も期待できます。
介護保険の対象にもなっているので、レンタルも可能です。ベッドに苦手意識を持っていたり、布団を使う方の介助に負担を感じたりしている場合は一度、「すこやかセンター」まで見学に来られませんか。
(但馬長寿の郷 理学療法士)
(神戸新聞 平成30年4月7日版転載)