2022/02/03
据え置き型手すり 壁、柱ない場所に“設置”
高齢者の住む家では、安心のために手すりを設置したいと考える方は多いのではないでしょうか。
一般的に壁や柱に取り付けますが、取り付けたい場所に壁や柱があるとは限りません。
例えば、居間であればソファーやこたつから立ち上がる際に手すりが欲しくても、近くに壁や柱があることはほとんどありません。寝室のベッドの場合も状況は同じです。
そこで、このような壁や柱がない場所でも使える「据え置き」型の手すりを紹介します。
重い板の上に手すりが固定され、畳や床から立ち上がるときに便利なタイプ、ソファーや椅子から立ち上がる際に使いやすいものがあります。ほかにも廊下の手すりや、ベッドから立ち上がるときの支えになるものなど、用途や目的に合わせて数種類の手すりがあります。
板が大きいので置ける場所は限られますが、壁や柱がない場所は据え置き型の手すりの利用を考えてみてはいかがでしょうか。
介護保険利用者であればレンタルもできますので、ケアマネジャーに相談されるとよいでしょう。
(但馬長寿の郷 理学療法士) (神戸新聞 令和3年5月21日転載)