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2021/02/08

新規展示用具の紹介 来月、介護ロボット展示会

 但馬長寿の郷すこやかセンター(福祉用具展示場)では、毎年2月と8月に新たな福祉用具を取り入れています。今回は8月に加わった福祉用具の一部を紹介します。

 まずは、寝た姿勢を安楽に保つクッションです。ベッドの上で寝ている時間が長くなると、骨が突出している部分に床ずれができやすくなります。クッションを上手に使い、突出した部分にかかる「圧」を分散させると、体を包み込んでくれるので、床ずれもできにくく安心して寝ることができます。

 介護ロボット歩行器も展示しました。介護ロボットとは、情報の感知▽判断▽動く―という三つの要素が含まれた福祉用具のことです。このロボット歩行器は、使う人の押す力や道路の傾斜を感知して、坂道を上る際にはモーターの力で助けたり、速足になったときにはブレーキを自動でかけたりします。

 ほかに、入浴関連の用具や靴、オムツなど、計19点の福祉用具が加わりました。

 来年1月6~12日、介護ロボットの展示会を開催します。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来場希望の方は事前にご連絡ください。

 

 (但馬長寿の郷 理学療法士)

 (神戸新聞 令和2年12月19日転載)