2020/11/17
認知症者サービス 通所、入所とも少人数対応
認知症の人を介護する場合、急な環境の変化や大人数での共同生活に戸惑う人が多いため、介護保険では認知症に特化したサービスとして、通所と入所の二つのサービスが用意されています。
通所には認知症対応型デイサービスがあります。一般的なデイサービスと内容はほぼ同じですが、利用定員が少人数で、手厚い介護を受け、穏やかに過ごすことできます。
入所にはグループホームがあります。認知症の人を対象にしたもので、少人数で共同生活する施設です。食堂や浴室など共同スペースもあり、他の入居者や職員とのコミュニケーションが図りやすく、家庭的な雰囲気の環境で生活できます。
どちらも認知症に理解のある職員が配置され、安心して過ごすことができます。認知症の人には対応を間違えると混乱し、生活が落ち着かなくなる人もいますが、適切な介護を受けることで、こうした混乱が緩和する方もいます。
認知症に特化したサービスについて知りたい人は、担当のケアマネジャーかお住まいの地域包括支援センターにご相談ください。
(但馬長寿の郷 理学療法士)
(神戸新聞 令和2年11月7日転載)